1.建築一般知識
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
商業施設・事務所ビルの計画に関し、貸事務所ビルにおいて、床面積1,000〜3,000m2程度の基準階のレンタブル比は、一般に、75〜90%程度のものが多い。
問 2
美術品収蔵庫の温湿度調整のために、鉄筋コンクリート造の躯体の中に木造の空間を「入れ子」にして、中間の空気層を空調した。
問 3
高齢者や幼児が利用する施設において、同一階を分割して防火区画し、火災発生のない区画へ避難する水平避難方式を採用した。
問 4
上下に開口部のある室における室内外の温度差による換気量は、二つの開口部の高さの差が2倍になると約1.4倍となる。
問 5
光環境に関し、モデリングとは、光源からの光が物体の表面で反射して輝度対比を弱め、文字等を見にくくする現象のことである。
問 6
「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」において、雑用水(排水再利用水)を水洗便所に使用する場合、臭気は水質基準が定められていない。
問 7
内張りチャンバーは、断面変化による減音効果と内張り吸音材料による吸音効果の両方を利用したものである。
問 8
鉄骨構造に関し、鉄骨部材は平板要素の幅厚比や鋼管の径厚比が小さいほど、局部座屈を起こしにくい。
問 9
建築工事現場の足場の登りさん橋の高さが2.5mの場合、その勾配を35度とした。
問 10
柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う柱主筋の継手は、同じ位置とならないように450mmずらした。
2.建築法規
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
都市計画区域内において、特定行政庁が安全上、防火上及び衛生上支障が無いと認め、その建築を許可した延べ面積1,000m2の仮設興行場の建築は、建築基準法上、建築物の建築等に関する確認を要しない。
問 2
建築物の構造耐力上主要な部分は、建築物に作用する水平力に耐えるように、つりあいよく配置すべきものとする。
問 3
主要構造部が準耐火構造である述べ面積180m2、3階建の一戸建ての住宅は、階段の部分とその他の部分と防火区画しなくてもよい。
問 4
5階建の共同住宅に設けるエレベーターの昇降路については、構造上軽微な部分を除き、その壁又は囲い及び出入口の戸は、原則として、難燃材料で造り、又覆わなければならない。
問 5
建築物に設ける昇降機に関し、所定の構造方法を用いるものであっても、昇降路内には、エレベーターに必要でない配管設備を設けてはならない。
問 6
非常用エレベーターの乗降ロビーは、屋内消火栓、連結送水管の放水口、非常コンセント設備等の消火設備を設置できるものとしなければならない。
問 7
非常用エレベーターのロビーにおける出入口で、特別避難階段の階段室に通ずるものには、所定の構造の特定防火設備を設けなければならない。
問 8
消防法上、美術館は、「特定防火対象物」に該当しない。
問 9
電気事業法上、第三種電気主任技術者免状の交付を受けている者は、原則として、電圧5万V未満の事業用電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督をすることができる。
問 10
「駐車場法」の規定により、地方公共団体は、駐車場製備地区内又は商業地域内若しくは近隣商業地域内において、延べ面積が2,000m2以上の建築物を新築しようとする者に対し、条例で、駐車施設を設けなければならない旨を定めることができる。
3.建築設備
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
ペリメータレス化とは、建築的手法と設備的手法とを組合せてペリメータゾーンの熱負荷をできる限り減少させて、インテリアゾーンに近い温熱環境とすることである。
問 2
氷蓄熱においては、製氷時に冷媒蒸発温度を低下させるので、冷凍機の成績係数が大きくなる。
問 3
排水通気設備に関し、各個通気管の取出し位置は、器具トラップウェアから下流方向に排水管の管径の2倍以上離れた位置とする。
問 4
ベーパライザは、液化石油ガスを加温することによって気化を促進させ、安定したガス量を得るために設ける装置である。
問 5
受変電設備の計画に関し、負荷電流の流れている高圧電路を開閉するために、断路器を施設した。
問 6
照明設備に関し、メタルハライドランプは、ナトリウムランプに比べて、効率が高く、長寿命である。
問 7
非常用の進入口に掲示する赤色燈の予備電源に用いる蓄電池は、常用の電源が断たれた場合であっても、充電を行うことなく30分間継続して、点燈させることができる容量以上のものとした。
問 8
電話設備の局線引込回線数は、事務所ビルの場合、延べ面積10m2当たり0.4回線程度とする。
問 9
自家用電気工作物の受変電設備の完成時に行う絶縁耐力試験では、電力機器等の絶縁について、電路の負荷電流及び事故時等の異常電流に対して十分に耐えるかどうかを確認した。
問 10
請負者が契約にもとづく指示・検査・試験・立会・確認・審査・承認・意見・協議・助言・検討等を求めたときは、監理者はすみやかにこれに応ずる。