1.建築一般知識
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
ショートステイとは、居宅で介護を受けている高齢者を1カ月程度、老人ホーム等で預かるサービスである。
問 2
作用温度OTは、人体に対する対流と放射による熱伝達の影響を考慮した温度指標である。
問 3
外壁の通気層を断熱層の室外側に設けると、外壁の内部結露の防止に効果的である。
問 4
騒音及び振動の測定・評価などに関し、日本工業規格(JIS)において、壁及び天井仕上げとして用いられる音響材料の吸音率は、無響室で測定する。
問 5
輝度は、点光源とみなすことができる微小光源からある方向へ単位立体角中に放射される光束の密度のことである。光源面から放射される光束の面積密度を照度という。また光源面をある方向から見たときの輝度の正射影面積密度を光束発散度という。
問 6
集合住宅のリビングルームの床の軽量衝撃音の遮断性能について、床衝撃音レベルLi.r-45の床は、床衝撃音レベル等級Li.r-55の床に比べて高性能である。
問 7
コンクリートの透水性は、一般に、水セメント比が大きいほど大きくなる。
問 8
地盤及び基礎構造に関し、直接基礎の底面は、乾燥・凍結等によって土に体積変化を生じるおそれがなく、かつ、雨水等によって洗掘されるおそれのない深さまで下げる。
問 9
鋼材に関し、鋼材のヤング係数は、コンクリートのヤング係数に比べて小さい。
問 10
建築工事現場の管理に関し、枠組足場において高さ2mの位置に設ける作業床の幅を30cmとした。
2.建築法規
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
「敷地」とは、一の建築物又は用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地をいう。
問 2
「準耐火性能」とは、通常の火災による延焼を抑制するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。
問 3
高等学校の地上階の床面積84m2の教室には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、原則として、12m2以上としなければならない。
問 4
建築物(避難階は1階)の6階の部分に客席を有するナイトクラブがある場合には、その階から避難階又は地上に通ずる2以上の直通階段を設けなければならない。
問 5
地上11階建の建築物の屋上に設ける冷房のための所定の構造の冷却塔から建築物の開口部(所定の防火設備が設けられている場合を除く)までの距離は、延焼防止の観点から2m以上としなければならない。
問 6
居室に設けるべき排煙設備の排煙口には、原則として、手動開放装置を設けなければならない。
問 7
冷房設備の風道が準耐火構造の防火区画を貫通する部分に近接する部分に防火ダンパーを設ける場合、当該防火ダンパーと当該防火区画との風道は、厚さ0.8mm以上の鉄板でつくり、又は所定の不燃材料で被覆しなければならない。
問 8
建築士法上、建築士は、設計を行う場合においては、設計の委託者に対し、設計の内容に関して適切な説明を行うように努めなければならない。
問 9
消防法上、収容人員が30人以上の料理店(新築の工事中を除く)については、防火管理者を定めなければならない。
問 10
「電気設備に関する技術基準を定める省令」上、ポリ塩化ビフェニルを含有する絶縁油を使用する電気機械器具は、当該絶縁油の公害への流出防止措置を講じる場合、電路に施設することができる。
3.建築設備
次の問に対し、正しいものには○、間違いのものには×を回答欄に付けなさい。
問 1
ファンコイルユニット方式においては、吹出し風速の制約から室内空気分布が悪化しやすいので、ファンコイルユニットの配置・負荷分担等に注意する必要がある。
問 2
空気調和設備の自動制御機器の方式に関し、電子式は検出部・調節部・操作部がそれぞれ独立した構造のものであり、検出部からの信号を調節部において設定値と比較・増幅し、操作信号として操作部に伝送する方式である。
問 3
給湯設備に関し、密閉式膨張水槽は、配管系の最高部より上方に設置する必要がある。
問 4
給湯設備に関し循環ポンプの流量は、「循環経路からの熱損失」及び「給湯負荷」から算出する。
問 5
常時人がいない部分以外の部分に、局所放出方式の不活性ガス消火設備を設けた。
問 6
伝送距離が100mを超えるLAN配線で、ノイズにより伝送に影響を受けるものには、UTPケーブルを採用した。
問 7
液体の表面張力は、一般に、液体の温度の上昇に伴い増加する。
問 8
テレビ共同受信設備に関し、BSアンテナで受信した12GHz帯の電波は、当該アンテナに付属しているコンバータ部で1GHz帯に変換してから同軸のケーブルで伝送する。
問 9
無停電電源装置は、停電時には蓄電池の直流出力をインバータで交流に変換し、出力するものである。
問 10
電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁の構造の機械器具を施設する場合は、その鉄台の接地工事を省略した。